和の心と人間関係

 以前のラジオで。「最近会社の同僚に対して嫌だなあと思うことがあります。和の心からすれば、どのようにその人と接していけばいいのでしょうか?」との質問を頂きました。

 和の心とは、「万物に神を感じて感謝し、また自己主張よりも周囲との調和を重んじる心」だと、私は考えています。

 万物に神を感じるのですから、もちろん人に対しても神を感じます。例えば、我が子ではない捨て子でさえ「神の遣わし子」として、崇め育ててきたのはその一つの表れ。

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 とすると、会社の同僚も、神性を帯びているはずですよね。だったら、ただ嫌うのではなくて、きっと感謝できる部分があるはずだ、ということになりますね。

 日本の神は時として、喧嘩もするし失敗もする、発展途上の存在。お互いに失敗し、摩擦も生じながら、許しあい、共に育っていくのが、和の心的な接し方なのでしょうね。