取り越し苦労厳禁

 以前、京都への出張で鳥取道から中国道へと進んでいくと、事故による突然の渋滞。
 全く進まない車内で、しばらくして、私は自分自身にこう大声で宣言しました。
 「人は飲まず食わずでも72時間は生きられる。さずがに渋滞が72時間は続かないだろうし、ここで死ぬことは絶対にない。今はこの状況を楽しもう。」 そして、社内のナビ画面でテレビをつけて、「チャンネルを変えずに、映る映像を楽しみ続けよう」 と。
 

 一説によると、人は目の前に起こっていることに8%しか意識を注いでいない。残り90%以上は、今すぐに必要でないこと、特にこれから先の不確定なこと、いわゆる取り越し苦労に心を奪われているそうです。

 考えてもどうにもならないことを考えて悩むくらいなら、今を楽しみましょう!!

いつしか渋滞は解消して、結局2時間遅れただけで、目的地に着くことができたのでした。