母が逆さ吊りに・・
もうすぐお盆になりますが、そもそも「お盆」という言葉はサンスクリット語の「ウランバナ」=逆さ吊りから来ているそうですよ。
釈迦の弟子の一人が瞑想をしていると、亡き母があの世で逆さ吊りになって苦しんでいる姿が見えました。弟子はあわてて釈迦にどうしたら母を救うことができるかと相談すると、7月15日に弟子達がみんなであの世に向かってお供え物と祈りを捧げれば母は救われるだろう。と釈迦は答えたのでした。
そして旧暦の7月15日は、今の暦にあてると、だいたい8月15日にあたるので、この日を祖先を弔う日に。そして「ウランバナ」が略されてお盆と呼ぶようになったのでした。
玄関先に提灯を下げるのは、祖先に帰ってくる家を示すため。そしてお供えと祈りと、盆踊りで祖先を慰めます。その後の送り火には、祖先をまたあの世に送り返してあげるという意味がこめられているのです。