一服のお茶

  2013年の春に茶道の指導者の資格を頂いて、8月には家元道場での三泊四日の教授者対象の勉強会に、思い切って参加してきました。

 といっても、講座内容は盆手前や薄茶、濃茶といった基本的な手前ばかりなので、ついていけるだろうと思っておりました。

 参加してみると、その指導の細やかさにビックリ!まさに数ミリ単位で、座る位置、挨拶の角度、茶碗を置く場所、柄杓を持つ角度等々のずれを指導していただきました。朝の8時から夜の9時まで、ほとんど正座での学習で、もう頭も体もガタガタでした。

 400年以上、一服のお茶をおいしく、美しく点てることを追求し続けてきた、茶の道。

 その真髄に触れて、自分の周りの万物への感謝の心、おもてなしの心の奥深さに改めて感銘いたしました。

 まさに、茶の心、和の心は、日本人が世界に誇れる宝です!