命のバトンを受け継いで

 昨年からのコロナ禍で遠方への外出が難しいこの頃ですね。私は何年か前に、夏休みの家族旅行で沖縄に行ってきました。その折ひめゆりの塔を参拝してきました。

 終戦の半年前、沖縄はどんどんアメリカ軍に占領されていきました。急激に増えていく負傷兵の介護のために、女学校の先生と生徒240名が看護のために壕の中の野戦病院に借り出されます。眠る間もなく看護にあたる15歳前後の乙女たち。終戦2ヶ月前の6月。ほぼ沖縄全域がアメリカにより占領され、沖縄の日本軍は壊滅状態となり、ひめゆり部隊に突如解散が告げられます。守ってくれる人も無く逃げ場のない中で、240名中136名の尊い命が消えていきました。

 恥ずかしながら、私は、ひめゆり部隊という言葉は聞いた事はありましたが、その実態は何も知りませんでした。

 終戦から67年。我々の命は先人たちが、まさに自分の命を犠牲にしてつないでくださった、バトン。

 大切に、しないといけません。