着物を通じて和の心を世界に!

 私のコラムは今回が最終回。私が伝えたかったのは和の心とは何か、そして和の心が世界で注目されているということ。

 和の心とは、山や川を始め針一本に至るまで万物に神が宿ると信じて感謝できる心、また人間間において、自己主張より互いの調和を重んじる心。日本は島国で敵に領土を荒らされることがなく、また温暖で豊かな水にも恵まれ種を蒔けば豊作が約束されてきた。だから同じ地に定住し近隣の人と共に地を耕し実りを得て長年生活してこれた。こんな恵まれた環境が、和の心を育んだのでした。

一方で、人間が地球を破壊しうるほどの力をもち環境破壊が深刻な問題となった今、人間は自然や他人との調和的な生き方を考えざるを得なくなってきた。そこで調和的生き方である和の心が世界で注目を浴びているのです。

 

 私は着物屋。そして着物は和の心の結晶。だから冠婚葬祭には家紋入りの着物で。また国内外のパーテイーにも着物で参加するのが、当たり前という世の中にして、和の心を残していきだいと励んでおります。またお会いしましょう。 感謝