紬(つむぎ)

和を想う ~池田社長ブログ~

紬(つむぎ)

 以前、「たて糸と横糸のように、色々な人との出会いを大切にしながら元気に育ってほしいとの願いをこめて、糸編の名前を子供につけたい。具体的には「紬」と名づけてやろうと思うのですが、どうでしょう?」と質問されたことがありました。

 糸の作り方には二種類あります。一つ目は、繭の糸口を見つけてクルクルっと引いて糸を作っていく方法(繰る)。二つ目は、繭をお湯の中で広げて綿状にし、乾かしてその綿の一部をつまんで引き伸ばしながら、糸を作っていく方法(紡ぐ)。

 この紡いだ糸は、綿以上に柔らかなので「真綿糸」、できた生地を紬(ツムギ)と呼ぶのです。そして、紬は着るうちに、真綿糸が広がり、柔らかで暖かくなっていきます。だから、紬ちゃんという名前は「輪が広がり、心が柔らかで温かな人」を指す名といえるでしょうね。